子育てが少し落ち着いたママにも読んで欲しい絵本 「ぼく にげちゃうよ」

こんにちは、スタッフみぽです。
さて、今日ご紹介する本はこちらです。

ぼく にげちゃうよ マーガレット・ワイズ・ブラウン、クレメント・ハード、ほるぷ出版

「ぼく にげちゃうよ」
作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:クレメント・ハード
訳:岩田みみ
出版社:ほるぷ出版

ある日、こうさぎのぼうやが家を出てどこかへ行ってみたくなり、こんなことを言います。
「ぼく にげちゃうよ」
するとかあさんうさぎは
「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。
だって、おまえはとってもかわいいわたしのぼうやだもの」

ならばとぼうやは
「ぼくは、おがわのさかなになって、およいでいっちゃうよ」
もちろんかあさんは負けずに「りょうしになって、おまえをつりあげますよ」

そうして繰りかえす親子のやり取りは、まるで世界を旅するように進んでいきます。
さて、この親子がたどり着く場所は一体どこなのでしょう?

読み聞かせをするなら2〜3歳くらいの低年齢からオススメです。
数年前に小学生向けに読み聞かせをする機会があり、果たしてそのくらいの年齢の子に受け入れてもらえるのか少し心配だったのですが、とても静かに聞いてもらえたのを覚えています。
…という横で、小6の娘が熱心に読み始めましたよ。ハイ、小学生にもお勧めです!

そしてなんと言っても私が一番お勧めしたいのは、子育てが少し落ち着いたお母さん達です。
「にげちゃうよ」「おいかけますよ」というやり取りの繰り返しに、お母さんの大きな愛情を感じ、お子さんが小さい時のことや自分自身の子供の頃を思い出したりなんとも言えない気持ちになれるのではないかと思います。

優しい雰囲気の挿絵とともに、ゆったりと読んでもらいたい一冊です。

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