秋の夜長に親子で楽しめる絵本

こんにちは、スタッフみぽです。

秋になり、少しずつ涼しくなってくると不思議と食べ物がおいしくなって沢山食べてしまいますよね。
毎年、この時期になると「人間てやっぱり動物なんだなぁ」と冬ごもりに向けた熊の気持ちを味わっているのですが、いえいえやはり人間ですもの。食欲の秋だけでなく、色々な秋を楽しみたいですね!
ということで「絵本の時間」です。
親子で楽しめる、こんな絵本はいかがでしょう?

ちいさいおうち

「ちいさいおうち」
作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 岩波書店

作者のバージニア・リー・バートンは1909年生まれのアメリカの絵本作家。(1968年没)
自然と共に生活していた彼は自然を慈しんだ作風が持ち味です。
「ちいさいおうち」は1942年に発表、日本では1954年に発行されたお話しで、アメリカ絵本の古典とも言われているそう。

さて、この「ちいさいおうち」は、むかしむかしとあるいなかの丘の上に、しっかり丈夫に建てられたおうち。
孫の孫の、そのまた孫のときまできっと立派に建っているだろう、という自慢のおうち。
ちいさいおうちは丘の上からりんごの木や花を眺めながら幸せに過ごしていました。
しかし時は流れ、まわりに家が増え、通りを行き交っていた馬車はどんどん自動車に変わり、そしてトラックやスチームシャベルがやってきて、遠くに見えていたビルたちがおうちのまわりにも囲むように建てられ・・・

実はこの絵本、オットが子どもの時に読んでいた思い出があって息子が小さい時に購入した本なのです。
私は息子に聞かせるので初めて読んだのですが・・・泣きました。
挿絵に描かれている素朴な自然の移り変わりから、街に発展していく様子。そしてラストのホッとするような景色。
子どもも、穏やかな情景からほんの少しドキドキするような展開にとても惹きつけられたようで、何度も読んだ思い出があります。

実は私が一番見て欲しいのは、表紙を開いたところ。


ちいさいおうち 開いたところ

左上から順に、穏やかな情景から少しずつ行き交う乗り物が変わり、建物も変わり、なんとも言えない気持ちになります。
この本を読むときは、是非そこにも注目してみてくださいね!

秋の夜長、親子でゆったりとした時間をお過ごしいただけますように・・・♪

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